* 石窯製作記 *
石窯でパン焼いてみたいねー。
やっぱすごいんじゃないのー。
どんなパンも石窯で焼くと美味しいっていうよ。
へえ。いつか作ろうか。
と言って1年以上経ち、その「時」は突如訪れました。
そうだ。来週。
誕生日に石窯の基礎(←基礎=土台)を建てよう!と(°_°)
え。来週〜っ!(°_°) 慌てて石窯作りの本を注文、
場所を確保するために慌てて庭の木を抜本。
(何十年も生きた木の皆様、殺してすみません(~_~;)
人手がいるというので友達も呼び、総勢4人。
そして、2017年、吉日。
石窯作りが突如スタートしたのでしたー。
* * *
昭和の高度成長期が終了したニッポン。
バブルは崩壊し30年も経った。
そう。時代は。
満員電車に乗ってる場合ではありません。
Amazonがすぐ届いて喜んでいる場合じゃありません。
もう火でも起こしてパンでものんびり焼こうぜ。
未だスローとテキトーを学ばないニッポンとトーキョーへ捧ぐ、
始まったばかりの石窯製作…。
(製作総指揮:北澤建設。現場監督:4つ足タケシ。労働:大工1人+素人3人)
まず、場所を確保するために。木を抜本。予定地(90cm x 180cm)の場所の土を掘る。土は掘ると踏み固められたものに空気が含むせいか、何倍にも膨れ上がる。
土を固め、砂利を敷き詰め、また上からガンガン押して固める。既に重労働…。もう、世の土木作業員全員に敬礼!
石窯の基礎となる部分。90cm x 180cmのコンクリートを作るためにまずはお買い物。
砂袋20kg x 17袋。砂利20kg x 10袋。セメント25kg x 3袋。なんと全部で615kgのお買い物。
600kgの買い物って〜?!そんなものなのか(°_°) これ。着いたら運ぶのもえらい大変だ(°_°)。
昔、コストコでカッコイイ一輪車あったのよねえ。買っておけばよかった…。
その他、コンクリートを流し込むための木枠用の板も購入。全部で5000円くらいだったかな。
コンクリートを流す型を作ります。4つ足タケシ監督は邪魔しかしません。しかし、大工道具っていっぱいあるねえ。道具揃えるのも大変だ。ワタクシも初の電動ノコギリ。コワイですー。
流し込む型完成。おまじないのような打ち水をして…。
砂+砂利+セメント+水を混ぜてコンクリート作り。フーム。コンクリートってそういう成分でできているのねえ。知らなかった。しかし、これがかなり重労働〜! 4つ足、タケシ監督はもうそっぽを向いて知らんぷり。
コンクリートをバンバン流し込み、コテでならす。かさ増しのため、大きな石とか瓦礫も入れる。皆、コテ使いを習っているところ。
翌日。型を外し、めでたく石窯の「基礎」が完成( ̄▽ ̄) 。しかし、この畳一畳分のコンクリート。なんと使った材料550kg。素人にとって、土木は想像を絶する世界なのでした。でもまだ基礎が出来ただけね。道のり長そうだ。
そして。結構騒がしく、派手にやった。3日後…。
同居の爺や(爺やの土地なわけです笑)が変化に気付きました笑。
爺 :「庭のあの土間みたいの、あれ何作ってるの?」
マユゲ:「石窯」
爺 :「イシガマ…」「イシガマって何?』
マユゲ:「釜だよ」
爺 :「あ。釜戸。フーン。釜戸か。ま。釜戸は昔は普通にあったからな。釜戸ね」
マユゲ:「……」
というわけで、事後報告は終わったのでした(^_^;)
続きは 石窯製作記 #2
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